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8日、MRSA院内感染の対策・治療に関する会議で公表されたデータから、中国国内に存在する病院の院内感染率は8%であることが分かった。写真はインフルエンザ流行のためにごった返す北京の小児病院。
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2010年12月8日、中国新聞社によると、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)院内感染の対策・治療に関する会議が行われ、公表されたデータから、中国国内に存在する病院の院内感染率は8%であることが分かった。
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院内感染患者は入院日数を平均で14日間延長しているほか、入院費用で6542元(約8万3000円)を追加負担することになり、院内感染により発生する直接的な損失額は150億元(約1895億円)に上る。また、会議に出席した専門家は、現在中国国内の病院で院内感染した肺炎患者の16%はMRSAによるもので、その割合は明らかな増加傾向にあると指摘している。
薬剤耐性菌であるMRSAは1980年代から現在に至るまで、世界的に最も発生率の高い院内感染病原菌となっており、毒性が強く死亡率も高い。中国では1986年から院内感染の対策が始まり、2003年に新型肺炎SARSが流行したことを契機に対策を強化した。
しかし、資金や設備の不足から、院内感染の予防対策は十分ではなく、中小規模病院の一部では依然として院内感染のリスクが残っているという。(翻訳・編集/岡田)
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