中国の農村貧困率が大幅低下、縮小幅は世界一―国連機関

Record China    2010年12月10日(金) 10時55分

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6日、国際農業開発基金(IFAD)は、各国の農村貧困率に関する調査結果を発表、中国の農村貧困率がここ10年間で大きく減少し、下げ幅は他国を大きく引き離し、世界一となった。写真は南京郊外の農村。

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2010年12月6日、国際農業開発基金(IFAD)は、各国の農村貧困率に関する調査結果を発表した。同報告によると、中国の農村貧困率がここ10年間で大きく減少し、下げ幅は他国を大きく引き離し、世界一となった。7日付で環球網が伝えた。

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AFP通信が6日伝えたところによると、IFADは報告の中で、「中国の農村における貧困率は急速に下降しており、その原因は主に農業生産力の上昇と私有企業による農業への投資によるものだと考えられる」としている。現在、途上国の多くの農民はどんな辺境に住んでいても携帯電話やパソコンを所有している者も少なくなく、市場情報にリアルタイムでアクセスできる。また、中国の都市化の進展も貧困率下降の一因だ。

IFADのスポークスマンは「現在、世界には10億人の貧困農民が存在するが、この数字は1980年の14億人に比べ著しい減少幅だ。その大きな原因は東アジア、特に中国にある」と語っている。東アジアの農村貧困人口は30年前の3億6500万人から、1億1700万人に減少した。その一方で、東南アジア、アフリカでの農村貧困人口は30年来、上昇の一途をたどっている。(翻訳・編集/小坂)

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