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1日、「『6カ国協議』は中国外交の未完成ビル」と題した記事が中国のブログサイトに掲載された。写真は北朝鮮。
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2010年12月1日、「『6カ国協議』は中国外交の未完成ビル」と題した記事が中国のブログサイト・中華網BLOGに掲載された。以下はその内容。
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6カ国協議は中国外交の“メンツプロジェクト”でもあり“イメージプロジェクト”でもあると考えられてきたが、朝鮮半島情勢の悪化により今やそのメンツやイメージもすっかり地に落ちた感がある。国際社会から「台頭する大国」としての役割を果たすよう圧力をかけられてきた中国にとって6カ国協議はそれに応えるための重要なカードだった。だが、張り切って呼び掛けた6カ国協議の緊急会合開催に対し、各国はまるで示し合わせたように冷たい反応を見せた。
これは一体なぜなのか?中国に北朝鮮を説得し、さらに孤立させるよう求めているのか。だが、恐らく日米韓はすでに北朝鮮が何を言っても聞かない相手だと悟っているのではないか。今回の冷たい反応も中国への期待ではなく、中国から“カード”を奪おうとしてのことなのではないか。
韓国と北朝鮮が全面戦争に発展するのではと懸念する声も上がっているが、筆者は全くの杞憂だと考える。北朝鮮も馬鹿ではない。背後に米国が付いており、軍事力でもかなわない韓国相手にそこまで騒ぎたてることはしないだろう。北朝鮮の背後には中国がいるではないかとの指摘もあるが、現時点で中国が米国と昔の米ソ冷戦のように対立するほどの力はない。
中国は確かにものすごい速さで発展はしているが、米国の方も後退したわけではない。ましてや、米国は北朝鮮や台湾、南シナ海、尖閣問題など、中国の発展を抑える弱点は山積みであることを十分に分かっているのだ。(翻訳・編集/NN)
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