<ウィキリークス>本音を暴露されても中国の対北政策は変わらない―英メディア

Record China    2010年12月3日(金) 12時50分

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1日、ウィキリークスが公開した米国の外交公電で、中国の北朝鮮に対する本音が暴露された形となったが、英メディアは「これが中国の朝鮮半島問題に対する政策を変えることにはならない」と報じた。写真は08年8月、中朝国境の川・鴨緑江を遊覧する北朝鮮の人々。

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2010年12月1日、内部告発サイト「ウィキリークス」が公開した米国の外交公電で、中国の北朝鮮に対する本音が暴露された形となったが、ロイター通信中国語版ウェブサイトは、「これが中国の朝鮮半島問題に対する政策を変えることにはならない」と報じた。

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ウィキリークスが公開した米外交公電で、中国高官が「北朝鮮は甘やかされてダメになった子ども」「韓国が朝鮮半島を統一すべきだ」などと発言したことが明らかになったが、記事は、中国が朝鮮半島の統一問題に対する立場を根本から変える可能性はきわめて低いと指摘する。北朝鮮は中国にとって頭の痛い存在であることには違いないが、韓国が朝鮮半島を統一することは自らの玄関口に米軍が押し寄せることを意味しており、中国がそれを支持するとは考えにくい、というものだ。

復旦大学の朝鮮半島問題の専門家、蔡建(ツァイ・ジエン)教授も、「中国は朝鮮半島には中国に友好的な政府が存在することが望ましいと思っている」と指摘。「李明博(イ・ミョンバク)大統領は米国との同盟関係を守りたい考え。韓国が朝鮮半島を統一することは現在の中朝国境付近に米軍が現れる可能性があるということだ。これは決して中国にとって有利なことではない」との見方を示した。

その上で、中国が朝鮮半島の統一に同意する条件は「すべての軍事勢力が朝鮮半島から撤退すること」だとし、朝鮮半島が中立国としていずれの国とも同盟関係を結ばないことが、中国が求める最低条件だと指摘した。(翻訳・編集/NN)

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