<中華経済>造船業界、労賃・人民元・原材料の上昇で業界再編必至―中国

Record China    2010年12月3日(金) 7時27分

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11月30日、造船業界団体の中国船舶工業協会は、業界の状況に関するリポートを発表し、労働コストの上昇、人民元相場の値上がり、原材料価格の高騰により、業界が再編の可能性に直面しているとの見方を示した。

2010年11月30日、造船業界団体の中国船舶工業協会は、業界の状況に関するリポートを発表し、労働コストの上昇、人民元相場の値上がり、原材料価格の高騰により、業界が再編の可能性に直面しているとの見方を示した。複数の中国紙が伝えた。

リポートによると、国内造船業の新規船舶受注量は今年1〜10月、前年同期比190%増の5462万積載トン。10月末の手持受注は、09年末比で2.9%増の1億9366積載トンで前年同月比では2.2%増加した。

出荷額は成長が鈍化傾向にあり、1〜10月の生産額は24.6%増の5475億元だったが、伸び率は6.9ポイントの低下。輸出額も17.5%増の2385億元に拡大したが、伸び率は1.7ポイント縮小した。

中国造船業界は海外からの受注に依存しており、最盛期で70〜80%に及んだ。ところが欧米の顧客を中心に、資金繰りの悪化から納船時期の延期を求めるケースが増えており、中国の造船企業の中にも資金難に直面するところが多いという。(翻訳・編集/JX)

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