Record China 2010年12月1日(水) 14時33分
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28日、「米韓軍事合同演習の初日、金正日親子はなぜコンサートに出かけたのか?」と題した記事が中国のブログサイトに掲載された。写真は中国メディアが作成した米韓軍事合同演習の説明図。
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2010年11月28日、「米韓軍事合同演習の初日、金正日親子はなぜコンサートに出かけたのか?」と題した記事が中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載された。以下はその概略。
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朝鮮中央通信によると、米韓軍事合同演習が始まった28日、金正日(キム・ジョンイル)総書記と3男の正恩(ジョンウン)氏はそろって北朝鮮国立交響楽団の演奏を聞きに出かけた。このような日に北朝鮮のリーダーが優雅にクラシック鑑賞とは一体どんなつもりなのか?彼らがこれほど悠々としていられる理由とは?
彼らは北東アジアで戦争を恐れているのは、自分たちよりむしろ中国であることを知っている。中国が表に出て動きまわってくれるので、何もする必要がないのだ。中国は経済的にも軍事的にも世界のトップクラスに君臨し、国際社会からはその地位に見合う役割が求められている。中国が本腰を入れて地域の平和と安定に尽力してくれれば、北朝鮮は高枕で眠れるというわけだ。
実際、北東アジアでは現在、米韓の軍艦が中国に近い海域をウロウロし、北朝鮮への威嚇というよりは中国への威嚇ではないかと思うような奇妙な光景が広がっている。だが、金親子は韓国への砲撃後、中朝友好を高らかにうたい上げ、さっさとクラシック鑑賞へ出かけた。これとは対照的なのが中国だ。一方で北朝鮮の尻拭いに汗を流し、一方では米韓の怒りを鎮めるために奔走している。
北朝鮮にとって砲撃事件の効果は絶大だった。中国や米国、日本やロシア(どちらかといえば脇役だが)を北東アジアという大劇場に引き入れることに成功した。重病人のように見えた金総書記がメガホンをとろうと張り切っている。さらには次期指導者、正恩(ジョンウン)氏を強い立場にのし上げる絶好の機会にもなった。北朝鮮はこれでまた安心して「世界最強の軍隊を戦うことも恐れない」などの大ぼらが吹けるようになったという訳だ。(翻訳・編集/NN)
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