「北米第二のチャイナタウン」に異変=薄れゆく中国的特色―カナダ・バンクーバー

Record China    2010年11月28日(日) 14時2分

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22日、カナダ華字紙・星島日報は、「北米第二のチャイナタウン」を擁するバンクーバーの異変を報じた。7年前の事件を機にチャイナタウンの「中国化からの脱却」が進んでいるという。写真は上海万博バンクーバー・ケース館。

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2010年11月22日、カナダ華字紙・星島日報は、「北米第二のチャイナタウン」を擁するバンクーバーの異変を報じた。以下はその内容。

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7年前、ドラッグとチャイナタウンの関連性が取りざたされた時、これが変化のシグナルだと意識した人はいなかった。しかし、その後、華人商店は続々と閉鎖され、欧米人たちが取って代わる中で、「中国化からの脱却」は厳然たる事実として浮かび上がってきた。

このまま事態が進行すれば、チャイナタウンの規模は半減すると予想される。あるいは「中国化からの脱却」は都市の多元性の進展と伝統的コミュニティの消失という必然的な道なのかもしれない。しかし、民族的感情の強い華人華僑にとっては不吉なものととらえられている。

問題は華人コミュニティ側にも存在する。チャイナタウン振興を掲げる商会などは3組織以上も存在するが、ほとんどの勢力は年々衰退する夏の夜市とチャイナタウン文化節に注がれており、現地政府とのコミュニケーションには失敗している。

「未来を見すえた計画と華人コミュニティの結集こそが急務だ」とある華人は言う。バンクーバーのチャイナタウンは単なる居住地ではない。華人華僑の心の記念碑である。その100年間の繁栄は中国的特色を守り続けたことにあった。(翻訳・編集/KT)

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