「子供は米国で出産したい」中国人女性が急増、観光名目などで多数入国―米国

Record China    2010年11月25日(木) 8時58分

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22日、「生まれてくる子供に米国の国籍を取らせてやりたい」と考える中国人女性が急増していると、米ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)が報じた。資料写真。

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2010年11月22日、米ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)電子版が「生まれてくる子供に米国の国籍を取らせてやりたい」と考える中国人女性が近年になって急増していると報じた。環球時報が23日付で伝えた。

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不自由な面の多い中国とは異なり、米国の自由な文化や優れた教育・生活環境を我が子に与えたいと希望する中国人女性が増えている。彼女らは観光名目で入国するなど、“あの手この手”を使って法の網をくぐり抜け、何としても子供を米国で出産しようと試みている。

米国の法律では、米国内で生まれた子供は米国の国籍を持つことになるため、違法に入国して米国籍を得る子供が多数存在している。2008年の新生児総数は430万人だが、違法入国者による子供の数は34万人にのぼる。

ロサンゼルスで出産したある中国人女性をNPRが取材したところ、女性は「子供が将来より多くの選択肢を持てるようにしたい」と話した。記事によれば、訪米出産の斡旋を行う業者もおり、航空券から病院の手配などすべて含んだ料金は約1万5000ドル。中国国内と比べてきわめて多額な出産になるが、それだけの価値があると見られている。

しかし、その一方でこうした訪米出産で国籍を取得することに対する反発が米国内で強まっており、妊婦の入国を制限すべきだという声もあるという。(翻訳・編集/岡田)

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