<レコチャ広場>対日“顔色外交”で勝ったつもりの中国、自己満足得ただけでは?―中国ブログ

Record China    2010年11月17日(水) 13時22分

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15日、尖閣諸島での衝突事件に端を発した日中のいざこざで中国がとった覇権主義的な外交政策に対し、中国人ブロガーが「目先のことしか考えていない」と否定的な見方を示した。写真は08年6月、東シナ海ガス田に向け出航する前の中国の海上巡視船「海巡31」。

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2010年11月15日、尖閣諸島での衝突事件に端を発した日中のいざこざで中国がとった覇権主義的な外交政策に対し、中国人ブロガーが「目先のことしか考えていない」と否定的な見方を示した。中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載された。以下はその内容。

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横浜で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)でようやく実現した日中首脳会談。だが、胡錦濤国家主席は一貫して厳しい表情を崩さず、22分間の会談はピリピリした雰囲気の中で行われた。「廊下外交」「エレベーター外交」「立ち話外交」と続いた中国の外交姿勢を筆者は「顔色外交」と命名したい。それは外国からの挑発や因縁に対し、相手が譲歩するまで厳しい顔色を崩さないというやり方だ。

背景には中国国内に渦巻くナショナリズムにも配慮しなければならないという事情が存在する。敵対相手が解決のための話し合いを望んでも、高ぶった国民感情を満足させられるような誠意が見られなければ一切拒絶。相手のメンツがなくなるまで素っ気ない態度を続け、最終的に「勝利」をもぎ取るという戦略だ。今回のAPECでも中国はこの「顔色外交」を展開した。

だが、これは自分を客観的に見ることができず何でも自分に都合よく解釈する阿Q式の「精神勝利法」に他ならない。国家利益として考えればこれは「ゴマを拾ってスイカを失う」と同じこと。一時の小さな利益のために中国は友人を失い、潜在的な敵を作ったことになる。

「顔色外交」などというコセコセしたやり方は大国・中国に不釣り合いだ。大国には大国らしいやり方があり、それを実践してこそ大国と呼ぶに相応しい存在となる。敵は最小限にとどめ、集中して戦うべきだ。そして、その相手が分不相応なことを考えないよう徹底的に分からせれば良い。(翻訳・編集/NN)

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