中国は日本の「焼却中心」のゴミ政策を真似すべきではない―中国紙

Record China    2010年11月10日(水) 17時38分

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8日、中国紙は「焼却中心」でゴミを処理している日本のやり方に注目している中国の地方政府や専門家に対し、「絶対に真似するべきではない」と主張する日本の専門家を紹介した。写真は上海の江橋生活ゴミ焼却場。

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2010年11月8日、中国紙・南方週末は、「焼却中心」でゴミを処理している日本のやり方に注目している中国の地方政府や専門家に対し、「絶対に真似するべきではない」と主張する日本の専門家を紹介した。

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中国でもゴミの処理問題は大きな社会問題となっており、焼却炉の建設地選定をめぐるトラブルや、処理しきれないゴミの山が放置されたままといった問題の解決が急務とされている。そんな中、最先端のゴミ焼却技術を持つ日本に学ぼうとする動きも出始め、実際に見学のため訪日する中国視察団も増えている。

だが、日本から学ぶべきはゴミ処理に関する情報の透明性や民意を尊重する姿勢、責任の所在の明確化であり、「燃やして解決」というやり方ではない、と名古屋大学の岡山朋子氏は主張する。日本ではゴミの分類が徹底されており、中国からすれば立派な手本となっているようだが、これも「燃やすこと」を前提に考えられた策に過ぎない。

同氏によると、日本がゴミを焼却処理するようになったのは約100年前から。「燃やせばよい」という考えは今も主流だが、本来であればゴミの減量やリサイクルにもっと力を入れるべき、と指摘。そのため、中国は日本のやり方をそっくりそのまま真似すべきではない、と強調した。(翻訳・編集/NN)

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