里親の肥満はダメ! 外国人の養子縁組を厳しく制限―中国養子縁組センター

Record China    2006年12月30日(土) 3時24分

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アメリカやカナダでは、養子縁組を斡旋する団体が多数活動しており、養子縁組への抵抗感も少ない。新条件に対しては「差別的だ」という反対もあったという。

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2006年12月中旬、中国養子縁組事務監督機構の「中国養子縁組センター」が、外国人による養子縁組について、新しい規定を発表した。

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ここ数年、中国人の子どもを養子にしたいと希望する外国人が増えており、過去10年間で約5万人もの中国人孤児が引き取られた。そのうちの80%がアメリカで生活している。しかし、養子縁組に関するトラブルも多く、規定を厳しくすることで、養育者の生活や健康状態をチェックし、引き取られた子どもたちの養育環境を向上させることが狙いだという。

今回の規定では、外国人が中国人の子ども養子とするために、「年齢は30歳〜50歳」、「肥満症やうつ病患者ではないこと」などが新たな条件として設けられた。またこのほか、「必ず既婚の夫妻であること」、「初婚の人は、最低2年以上の結婚生活を続けていること」、「再婚の場合は、再婚から5年以上経過していること」、「夫婦のいずれかが、2回以上の離婚経験があってはならない」、「8万ドル以上の財産と、家族一人当たりの年収が1万ドル以上であること」なども条件に含まれる。

中国政府は、厳しい条件を設定した理由として「外国人が望むほど、中国には孤児がいない」と明言した。この新規定は2007年5月1日から発効する。

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