<2006年年末企画> いつか行きたい中国の世界遺産(9)楽山大仏

Record China    2006年12月30日(土) 8時56分

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世界最大の磨崖仏といわれる四川省楽山市の楽山大仏。その巨大さに、訪れた人はただ圧倒される。赤っぽい岩と周辺の緑、川が織り成す風景もなかなかだ。

楽山(らくざん)市は四川(しせん)省の西南部に位置する。この地を有名にしている楽山大仏は、岷江、青衣江、大渡という三つの大きな川が合流する凌雲山の上にある。

「仏は一つの山、山は一体の仏」と言われるように、大仏は高さ71m、頭の高さ14.7m、耳の長さ6.72m、鼻の長さ5.33m、目の長さ3.3m、肩幅の24mというビックスケールを誇る。また100人以上が大仏を囲んで座ることが可能だそうだ。アフガニスタンのバーミヤンが破壊されて以来、世界最大の磨崖仏とされる。

このあたりでは昔洪水が頻発し、民衆を苦しめていた。唐の玄宗皇帝は713年、凌雲寺の僧侶に大仏を作り洪水を止め、民衆に幸福をもたらすため、人力及び物資を広く募らせ、803年より工事を開始した。大仏作りには90年もの歳月がかけられ、費用も莫大なものであった。完成から1000年を越えた今でも、河畔に座り続け、続々と訪れる観光客を見守っている。

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