2010年11月5日までに、中国国家環境保護部は、中国石油化工（シノペック）による環境保護規則違反事例を列挙した300ページあまりのリポートを発表した。毎日経済新聞が伝えた。

それによると、傘下企業109社のうち15社に環境保護規定に違反する行為があった。「公衆環境研究センター」など国内NGOの調査によれば、リポートには記載のない別の11社にも違反行為があった。

各NGOは10月末、環境保護部に対し、シノペック子会社に対し一層の調査を行うとともに、問題の解決が図られるまで、融資の許可を見合わせるよう求める書簡を送った。環境保護部汚染司の係官は「シノペックには期限付きで改善を求め、完了後に融資の申請を受け付ける」と述べた。（翻訳・編集/JX）