独メディア・マルクトが17日に1号店開店、中国進出は「かなり慎重」―中国紙

Record China    2010年11月5日(金) 13時44分

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4日、独家電量販店メディア・マルクトを運営するメディア・サターン・ホールディングGmbHは、17日に中国1号店を開店すると発表した。写真は4日、上海の第1号店で記者発表会を開いた同社のEckhard Cordes・CEOとフォックスコンの郭台銘会長。

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2010年11月4日、ドイツの大手家電量販チェーン「メディア・マルクト」を運営するメディア・サターン・ホールディングGmbHは、今月17日に中国第1号店を上海にオープンすると発表した。網易財経が伝えた。

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メディア・マルクトの中国語表記は「万得城」。台湾OEM大手・フォックスコン(富士康科学技術集団)と提携し、12年までに上海に10店舗、15年までに中国全土に100店舗を構える計画だ。

これに先立ち、米ベスト・バイが07年に中国進出を果たしているが、地元の大手家電量販店、国美(GOME)や蘇寧(SUNING)にかなわず苦戦。これを教訓としたのか、フォックスコンとの提携は同社が中国進出にかなり慎重になっている様子がうかがえる、と記事は指摘した。

同社の広報担当者は「中国市場の競争が激しいのは知っている。だからこそ、謙虚に向き合う必要があると感じた。フォックスコンをパートナーに選んだことで、現地のニーズに合った運営ができると思う」と述べている。

これに対し、政府系投資機関・中国投資有限責任会社の黎雪栄(リー・シュエロン)上級研究員は「中国の家電小売業は今のところ安定しており、メディア・マルクトの進出により勢力図が大きく変わることはない。逆に同社が何らかの差別化を図っていかなければ勢力を拡大することは難しい」との見方を示している。(翻訳・編集/NN)

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