<中国人が見た日本>中国進出した日本企業から中国人の優秀な人材が逃げる理由とは?

Record China    2010年11月4日(木) 13時14分

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3日、今春多発したストライキなど、中国の日本企業従業員は会社に不満をもっている人が多いがその理由は何か?新浪ブログのあるエントリーが考察している。写真は北京大学卒業生・日系企業交流会。

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2010年11月3日、今春多発したストライキなど、中国の日本企業従業員は会社に不満をもっている人が多いというが、その理由は何か?新浪ブログのあるエントリーが考察している。以下はその抄訳。

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長い人事面接の経験からどのような従業員が日本企業に「反感」をいだくのか、分かるようになった。給与や待遇ではなく、出世を狙う人にそうした傾向が強い。その理由は次の4点を挙げることができる。

第1に日本企業の給与、福利の基準が低いこと。同じ外資とはいえ、欧米企業とは大きな開きがある。第2に出世の道が限られていること。中国人が出世できるのは「担当」がせいぜい。しかしこのきわめて日本的な役職は正式な役職ではない。

第3に人材を縛り付けようとすること。日本企業が付与する「海外研修あり」などの条件は経験のない若者にとっては魅力的。しかし「海外研修」といっても実際は日本の工場で一般従業員として働かされるだけ。しかも海外研修後、3〜5年以内に辞職した場合には研修費用を返還しなければならないなどの規定があり、逆に優秀な中国人社員の反感を招いている。

そして最後に日本企業のダブルスタンダード。中国語訳された坂本光司氏の著作「日本でいちばん大切にしたい会社」で紹介されているエピソードは感動的なものばかり。ただ惜しむらくはそうしたことはすべて日本で、日本人従業員を相手に起きたものであるということ。給与が安く、出世もできず、転職できないように縛り付けている中国の日本企業がどうして人を感動させられるだろうか?優秀な人材を確保できるだろうか?そして、人々の尊敬を集めることができるだろうか?(翻訳・編集/KT)

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