“日本が没落し始めた今が領土を奪い消す好機”と日本周辺国が判断―中国メディア

Record China    2010年11月3日(水) 19時56分

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2日、中国メディアは、日本が中国との尖閣問題に続き、ロシアとも北方領土問題で仲たがいを始めたことに、日本と竹島の領有権を争っている韓国が大きな関心を寄せていると報じた。写真は中国メディアが作成した北方領土問題の解説。

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2010年11月2日、中国共産党機関紙・人民日報系の国際情報紙「環球時報」(電子版)は、日本が中国との尖閣問題に続き、ロシアとも北方領土問題で仲たがいを始めたことに、日本と「竹島」(韓国名:独島)の領有権を争っている韓国が大きな関心を寄せていると報じた。

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記事によると、韓国紙・朝鮮日報の記事「日本にもついに敵対相手が出現」が韓国ネットユーザーから大きな注目を浴びている。日本は北方領土問題で「積極的なでっち上げ」を行い、ロシアが実効支配している地域を「領土紛争地域」だと騒ぐ一方で、尖閣問題は「静かに」進め、自らの支配をゆっくりと既成事実化する狙いだというものだ。

記事は、「北方領土の日」を定めたのは日本政府だが、「竹島の日」の日を定めたのは一地方自治体に過ぎない、両者の扱いには歴然とした違いがあると指摘し、日本政府の北方領土問題に対する熱の入れようを強調した。

記事はまた、日本は周辺数カ国と領土問題を抱えているが、これは日本が強勢を誇っていた時代、他国の意志を無視して領土を奪い取ったことによるものだと指摘。日本が没落に向かい始めた今、それらの国はあらゆる手段を講じて領土を奪い返そうとしている、との見方を示した。ロシアも、帝政ロシア時代に日本に奪われた北方領土を第2次大戦で勝利したソ連が奪い返したと主張している。

記事は、尖閣問題、北方領土問題、そして竹島問題を同一視することはできないとしながらも、その「共通点」に着目。それは「日本が歴史問題を故意に避けていること」だとした。「日本ははなから中国の反日感情の根源を直視していないが、韓国との竹島問題についても同じことがいえる」としている。

記事は最後に、最近立て続けに発生した日中、日ロのいざこざから、中国とロシアはもはや以前のように国民の衣食問題で精いっぱいだった「かつての大国」ではなくなったことが分かる、と指摘。日本が引き続き歴史問題から目をそむけるのであれば、日本が直面する試練はどんどん増えることになり、北東アジア情勢はさらに緊迫化する、と強調した。(翻訳・編集/NN)

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