<上海万博>日本が会期中に味わった「甘酸」―英メディア

Record China    2010年11月1日(月) 11時58分

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31日、半年間にわたって開催された上海万博が閉幕。英メディアはこの半年間に日本が味わった「甘酸辛苦」を紹介した。写真は最終日の上海万博会場。

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2010年10月31日、半年間にわたって開催された上海万博が閉幕した。英BBC放送の中国語版ウェブサイトはこの半年間に日本が味わった「甘酸辛苦」を紹介した。以下はその内容。

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上海万博が10月31日、半年間の会期を終えて閉幕。日本にとっては、PRソングの「パクリ」という笑い話から始まったこの“話題の宝庫”も、ついにその幕を閉じた。目下の注目は累計入場者数が延べ7000万人を超え、史上最多だった大阪万博(延べ6422万人)の記録を塗り替えたこと。だが、日本の有識者は「大阪万博には総人口の61%が来場した。上海万博も総人口の61%にあたる6億人が入場していたら、どんな混乱が待ち受けていたのか」と指摘している。

また、取材に応じた日本の70歳を超えた姉妹は「上海万博に行く計画を立てていたが、反日デモが怖くて予定をキャンセルした」と語った。大阪万博は行ったが愛知万博には行かなかったという2人。右肩上がりの時代の大阪と違い、日本経済が衰退を迎えていた愛知の時は興味すら湧かなかったが、「上海万博には興味があったので行きたかった」と残念がった。

一方、「万博おばさん」こと山田外美代さんは何も怖いものはなかったようだ。夫と息子、そして1000万円を携えて昨年11月には上海入り。日本産業館のガイド役にも任命され、活躍した。昨年4月には上海市の楊雄(ヤン・シオン)副市長から、日本人第1号の入場券も贈られている。そんな「万博おばさん」を夫と息子はどう思っているのか、気になるところだ。

上海万博はまた、日中関係の状態を敏感に示す温度計でもあった。9月、尖閣諸島沖で中国漁船と海上保安庁の巡視船が衝突するという事件が起きると、中国側はSMAPのコンサートを中止にしたほか、1000人の青年訪中団の訪中も延期とし、日本に報復した。これにより、訪中団の青年の一部は中国に行く前から中国嫌いになったようで、受け入れが再開された時には1000人が677人に減っていた。(翻訳・編集/NN)

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