広大なゴーストタウンが誕生する理由=中国のいびつな新都市建設―中国メディア

Record China    2010年11月1日(月) 16時59分

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29日、中国共産党中央宣伝部主催のネットメディア・半月談網は記事「中国新都市建設運動解剖=官僚の業績追求が作り上げた浪費」を掲載した。写真は内モンゴル自治区オルドス市康巴什新区。広大な新市街地が造成されたが、ほとんどが空き屋だという。

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2010年10月29日、中国共産党中央宣伝部主催のネットメディア・半月談網は記事中国新都市建設運動解剖=官僚の業績追求が作り上げた浪費」を掲載した。

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一部地域の経済と社会の急成長に伴い、従来の都市の受け入れ能力は確かに限界に達している。ゆえに新たな成長点を求めるための新都市開発は否定できるものではない。だが、造成されたものの、誰も住む人がなくゴーストタウンになっているものまである。

江蘇省のある匿名希望の官僚は、一部地方自治体のトップがその政治的業績を築くために無駄な建設を進めていると明かした。シンボリックな建築物の造成から広い道路、そして巨大な新市街地の造成までその規模はさまざまだ。建築物の高度はますます高くなり、道路はどんどん広くなる。しかし、そうしたきらびやかな都市や建築物が一般市民に利益をもたらすことがなければ、意味はない。

ある統計によると、中国の655都市が「世界に向かう」ことを目標に掲げ、188都市は「国際的大都市」を目指しているという。その目的のために各地で大規模なインフラ建設が行われ、そのためにコストの安い農村の土地収用が続けられている。しかしそれが一般市民のニーズから離れたものになった時、単なる浪費に終わるだろう。(翻訳・編集/KT)

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