2010年10月25日、AFP通信によると、中国人富豪の財力の新たな誇示方法として、豪華クルーザーやヨットの所有がブームになっている。26日付で環球網が伝えた。

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米誌フォーブスの調査によると、中国の億万長者の数は米国に次いで世界で2番目に多い。これまでは超高級自動車や高価な宝石類の所有が目立ったが、現在は豪華クルーザーやヨットを好む人が増えており、海上で商談する人もいるという。

こうした状況の下、海外の海洋レジャー開発業者や豪華クルーザー製造・販売業者は、中国人富豪に狙いを定め、新たな市場開発に注力している。中国人富豪は現在、各地に約1000隻の豪華クルーザー・ヨットを所有しており、関係者は5年後には1万隻を突破すると見込んでいる。

こうしたブームに対応するため、香港の開発企業・彩虹地産は天津に豪華宿泊施設と停泊位置750バースを有する中国最大のヨットクラブを建設中だ。開発責任者は「北京近郊の富豪が週末を過ごす絶好の場所になるだろう」と期待を示す。

一方、商機を逃すまいと中国企業も豪華クルーザーの製造に参入しているが、より財力を誇示できるという理由から、富豪たちの目はもっぱら海外製クルーザーに向けられているという。（翻訳・編集/HA）