中国の台頭を反映するもの、それは「犬」―米メディア

Record China    2010年10月26日(火) 23時55分

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24日、北京市でペットとして登録されている犬の数は約90万頭。20年前には見かけることさえなかった飼い犬だが、最近ではペット同伴可能の映画館や飲食店まで出現するほどに。写真は10年10月、江蘇省南京市で行われたドッグコンテスト。

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2010年10月24日、米紙・ニューヨークタイムズは「かつて禁止されたペット、犬は中国の台頭を反映する」とのタイトル記事を掲載。25日付の環球網が伝えた。以下はその内容。

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ペットのシベリアン・ハスキーのために毎月約300ドルをエサとトリミングに使い、巨大な犬小屋とペット専用の豪華なソファを購入。退屈なときはペットを連れて7時間運転し、内モンゴルの草原で思う存分遊ばせる―このような飼い主がもはや社会現象といえるほど増えているという。これはまさに貧しい国が豊かな国へと変貌した証拠だ。一時は禁止されていた犬の飼育だが、北京市では現在約90万頭がペットとして登録されており、その数は毎年10%ずつ増え続けているという報告も。さらに未登録の飼い犬を含めると、その数は膨大なものになるだろう。

一昔前までは資産階級の贅沢品とみなされていたペットも、経済の発展とともに人々の心を豊かにする存在として社会に受け入れられるように。さらに政府の1人っ子政策により、子供のために両親が買い与えるケースが激増した。

昨年、西安市の女性が400万元(約4800万円)を支払い、ベンツ30台を連ねてチベタン・マスティフを迎えた事件は中国国内で大きく報じられた。しかし、こうした風潮に対し「人間よりも犬のほうが大切にされている」と批判的に見ている市民も少なくない。(翻訳・編集/本郷)

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