<中国気になる話>今日、反日デモは起きるのか?当局は取り締まりに必死―重慶市

Record China    2010年10月26日(火) 10時51分

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26日、重慶市では反日デモが予定されている。ブログ「Kinbricks Now」は、当局が中国ツイッターユーザーを拘束するなど、当局がデモを厳しく取り締まっていると伝えている。写真は2009年10月1日、北京市。建国60周年記念式典の市民行進。

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2010年10月26日、重慶市では反日デモが予定されている。ブログ「Kinbricks Now」は、当局が中国ツイッターユーザーを拘束するなど、当局がデモを厳しく取り締まっていると伝えている。

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2010年10月、中国政府の厳戒態勢の中でも反日デモが止まらない。26日には重慶市でのデモが呼びかけられている。

23日、24日の週末、当局は急きょ学校で授業を行い学生がデモに参加できなくするなど、デモ対策を強化した。しかし、23日には四川省徳陽市、24日には甘粛省蘭州市、陝西省宝鶏市で、反日デモが相次いだ。

特に宝鶏市のデモでは、「官僚の腐敗に反対」「住宅価格高騰を抑制せよ」「多党制を推進せよ」などのスローガンまで登場するなど、反日デモによって火がついた社会不満が政府批判に飛び火しかねない状況となっている。

こうした中、当局はデモ取り締まりを強化しているものと見られる。26日には重慶市でのデモが予定されているが、同日未明、取り締まり強化を象徴するような事件が起きた。24日、宝鶏市デモのニュースを知った重慶市在住の女性ネットユーザーは「26日にもし重慶でデモがあったら、『おめでとう!暁波おじさん』っていう横断幕を持っていくよ」(暁波とはノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏のこと)とつぶやいたところ、26日未明、警察に突然訪問され、派出所に連れて行かれたという。

ほんの一言、冗談のような書き込みをしたネットユーザーまで拘束するのはきわめて異例の事態。重慶市当局がデモ取り締まりに全力をあげていることがうかがえる。(筆者:chinanews)

■中国在住経験を持つ翻訳者Chinanews氏は、ニュースサイト「Kinbricks Now」を運営。ネットの流行から社会事情、事件、スポーツ、芸能など中国関連のトピックを幅広く紹介している。

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