北朝鮮の権力世襲は中国の国際的イメージを傷つけた―SP華字紙

Record China    2010年10月27日(水) 11時3分

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25日、聯合早報はコラム「北朝鮮の『三世代世襲』は中国の国際的イメージを傷つけた」を掲載した。写真は25日、遼寧省丹東市の中朝友誼橋。朝鮮戦争への中国人民志願軍派遣60周年記念式典が開催された。

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2010年10月25日、シンガポール華字紙・聯合早報はフリーコラムニスト周慧来(ジョウ・フイライ)氏のコラム「北朝鮮の『三世代世襲』は中国の国際的イメージを傷つけた」を掲載した。以下はその抄訳。

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先日、朝鮮労働党代表者会が開催され、金正日総書記の息子・金正恩氏の後継路線が確定した。歴史的に見て、世界には植民地獲得競争やジェノサイドなど多くの倫理的な問題があったが、今やそうした問題は解決される方向に向かっている。そうした中、国家指導者の座を三世代にわたり世襲するのはきわめて異例なことだ。

北朝鮮の世襲について、中国政府は口をつぐんでいる。しかし、今回の世襲によって中国の国際的イメージは大きく傷ついた。その理由は第一に社会主義国・北朝鮮での不名誉な事態は、社会主義国のリーダーである中国にも関連するため。そして、第二に中国は毎年北朝鮮に各種援助と保護を提供しているためだ。

中国政府は外交及び対米戦略を考える上で、緩衝地域としての北朝鮮の地政学的意義を重視している。それは当然だが、北朝鮮政権の本性、そして同政権を援助するマイナスの影響をも考慮するべきだろう。長期的に見れば、朝鮮半島の統一と北朝鮮政権の正常化は避けられない事態だ。では、将来の北朝鮮国民は中国をどのように見るのだろうか。現在の東欧諸国の国民が考えるかつてのソ連のような存在となるのだろうか。中国はソ連と東欧の歴史的教訓をも学ぶべきだ。(翻訳・編集/KT)

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