カンサイ(関西)は世界の食の都!最新版ミシュランガイドで3つ星店が世界最多に―米紙

Record China    2010年10月25日(月) 12時13分

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22日、最新版の「ミシュランガイド大阪・京都・神戸2011」が発表され、3つ星レストランの数で世界一になったことを受け、米日刊紙ウォール・ストリート・ジャーナルは「関西が世界の食の都に」と報じた。資料写真。

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2010年10月22日、最新版の「ミシュランガイド大阪・京都・神戸2011」が発表され、3つ星レストランの数で世界一になったことを受け、米日刊紙ウォール・ストリート・ジャーナルは「関西が世界の食の都に」と報じた。

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今回、大阪・京都・神戸エリアで認定された3つ星レストランは12軒。今回から対象地区となった神戸から5店舗が認定され、世界のトップに躍り出た。2位は東京の11軒。続いてパリの10軒、ニューヨークの5軒、香港・マカオの3軒、ロンドンの2軒となる。

経済で長く低迷する日本。国際社会での存在感も薄れる中、食文化は活気づいている。記事では、「外食コストが低下する一方の日本では現在、牛丼1杯が280円で食べられる。しかし、決して日本人の食欲が衰えたわけではない。彼らは世界で一番の食いしん坊だ」と評じている。また、世界各国で日本食レストランが増加傾向にあることも指摘。06年の統計では世界に2万4000軒の日本食レストランが存在し、北米では96〜06年の10年間に店舗数が倍増。近年は中国での伸びが顕著だという。寿司だけにとどまらず、焼き鳥、ラーメン、日本そばなどあらゆる和食メニューが世界を席巻している。

「ミシュランは日本に肩入れし過ぎでは?」との指摘に、同ガイド総責任者のジャン=リュック・ナレ氏は「日本の美食文化はほんとうに発達している。現在、東京には16万軒の飲食店が存在するのに対し、パリにはたった1万5000軒しかない」と反論した。

日本の居酒屋メニューを紹介する「izakaya―THE JAPANESE PUB COOKBOOK」の著者マーク・ロビンソン氏は、「ミシュランによる日本の美食文化の高評価はおおむね喜ばしいこと」としながら、「日本人の多くは“ミシュランに日本の食文化を評価する権利はない”と考えている」ともコメントした。背景には、外部の者にはなかなか知られることのない京都の老舗文化などがある。

日本政府は世界中で影響力を増すこうした魅力的な文化を商業的な利益につなげようと考えている。今夏、経産省は「クール・ジャパン室」をたちあげ、グルメ・ファッション・観光の魅力を世界に発信する構えだ。(翻訳・編集/愛玉)



   

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