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23日、北京大学国学院の袁行霈院長は国民の素養を高めることを国家戦略とするべきだと提唱した。写真は8日、重慶市の公園。国慶節の長期休暇に多くのマナー違反の入場客が押し寄せたため、芝生が禿げるなどの被害が出た。
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2010年10月23日、北京大学中国語学部で学部創設100周年記念式典が開催された。席上、同学部教授にして北京大学国学院院長の袁行霈(ユエン・シンペイ)教授は国民の素養を高めることを国家戦略とするべきだと提唱した。中国新聞網が伝えた。
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袁教授は記念式典にあたり、学部100年の歴史を振り返るだけではなく、この機会に人文精神を発揚させることが重要だと話した。人文精神とは人間を尊重すること。自分だけではなく、他者を、他者の人格を、他者の想像を、他者が社会の進歩と人々の幸福のためになしたすべてを尊重しなければならないと強調した。
現在、中国は科学技術の向上を推進しているが、科学精神と人文精神は左右の翼のようなものであり、人文精神の発揚も喫緊の課題だと袁教授は指摘した。単に大学内の問題ではなく、国民の素養を高めることこそが大学に課せられた課題だと話した。国民の素養を高めることは国家戦略と見なすべきであり、素養のある国民がいなければ、国を愛し道徳的に優れた国民がいなければ、小康社会(衣食住を一定程度満たした社会)を目指す目標を達成することは難しいと主張している。(翻訳・編集/KT)
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