外国人学者からみた「90年代生まれ」は苦労、依存、孤独―中国

Record China    2010年10月26日(火) 16時57分

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22日、オーストリアの著名な未来学者ドリス・ネイスビット氏が、「90後」と呼ばれる90年代生まれの若者の問題点は「苦労、依存、孤独」だと指摘した。写真は中国国旗の前で「成人の宣誓式」をする90年代生まれの高校生。

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2010年10月22日、オーストリアの著名な未来学者ドリス・ネイスビット氏が、重慶市で自身の著作の出版を記念して行われた講演会で、「90後」と呼ばれる90年代生まれの若者の問題点は「苦労、依存、孤独」だと指摘した。23日付で重慶晩報が伝えた。

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ネイスビット氏によると、中国の教育は試験で高得点を取るのが目的で、暗記中心の詰め込み型だ。同氏はある中国人学生とのメールでの交流で、学生がいつも深夜にメールを送ってくることに気付いたという。中国の子供たちは延々と宿題をし、さらに塾に送られる。

西欧諸国の家庭における関係は平等で、それぞれが構成員として扱われるため、子供は親に恋愛相談もできるし、親も的確なアドバイスによって子供を導くことができるという。しかし中国では「大人の事情に子供がかかわるな」と子供は発言を許されない。また、子供の洗顔時には母親が毎日タオルを持って待ち、鉛筆は削ってやり、「社会に出たら苦労するから」と家の中ではテレビゲームをさせる。こういう庇護下で育った90後世代は依存心が強く、独立心に乏しい、と同氏。多くの大企業が若い従業員を解雇する理由の多くは、彼らに責任感がないためだという。

同氏はさらに、抱擁や口づけなどのスキンシップが親子の感情交流の最も良い方法だが、大多数の中国の父親は子供との距離が遠すぎると指摘。伝統文化の影響もあってか、親子のスキンシップは難しく、若者たちは両親に理解してもらえないという孤独感や苦悩があるという。

90後世代はブランド好きでケンタッキーフライドチキンを食べ、韓流ドラマに夢中になり、ヒップホップを聴き、自我が強く独立心や上昇志向に乏しく、壊れた世代だと批判されることが多い。だが同氏は、「彼らは欧米諸国の同世代と比べて貯蓄ができ、自己の努力を通じて欲しいものを手に入れることを学んでいると評価。良い暮らしをしたいという望みは誰にでもあり、この世代だけを責めることはできない、とまとめている。(翻訳・編集/中原)

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