<2006悲哀の中国>1949年以来、最悪の干ばつ被害

Record China    2006年12月25日(月) 20時23分

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甘粛省会寧県柴門郷のおばあさんが枯れたトウモロコシの苗を手に泣いている。この地方では2003年10月以来干ばつが解消されていない。

2006年5月10日の統計データによると、中国で干ばつに見舞われている耕地の面積は2.44億ムー(15ムーは1ha)に達し、過去の同時期に比べ、36.3%も多く、そのうち水田は1376万ムー、畑は1.44億ムー、1404万人と1155万頭の家畜の飲用水が一時的に不足するという影響が出ている。

中国政府は当面の厳しい状況をはっきりと認識し、干ばつ対策と干ばつ発生地域の春季の播種と人々の飲用水を確保するよう各地の幹部に呼びかけている。 5月に入って以来、中・東部地域では雨が降り、一部の地域の干ばつはやや緩和したが、東北地区の西部、華北地区の大部分、西南地区の南部地区は依然と干ばつが続いている。

北京はすでに7年連続の干ばつに見舞われており、この7年間の年平均降雨量はそれ以前の平均降雨量の70%にまで落ち込んでいる。今年は新中国成立(1949年)以来最大の干ばつで、今年の降雨量は昨年同期より更に63%も減っている。16か所の貯水ダムはいずれも貯水量が不足で、市内と農村への給水が心配されている。

<2006年も残りあとわずか。レコードチャイナでは、政治や経済、事件など、中国で話題となったニュースを通じて、中国の「今」をありのままに伝えてきた。2006年を総括する特集として、ニュースの中から垣間見えた、笑いあり、涙ありの出来事をシリーズでご紹介。2006年を代表する「喜怒哀楽」を、さまざまな登場人物とともにお楽しみ下さい。>

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