神秘の謎に迫る、ミイラ研究始まる(3)―新彊ウイグル族自治区トルファン

Record China    2006年12月25日(月) 12時29分

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考古学者が研究を進めていくうち、ミイラは40歳前後で、モンゴル人種ではないことが判明した。およそ3000年も前の遺体や副葬品から、さまざまな事実がかわるとは奇跡としかいいようもない。

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今回、発掘のシャーマンと思われるミイラは、40歳前後と推定される。ミイラの統計から分析すると、モンゴル人種ではない、と発掘にあたった考古学者たちは判断した。

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身につけていたものは、宝石でつくられた装飾品が首元に、足にはヒツジの骨でできた造形物、貝でできた装飾品も体に巻かれていた。そして、手に握られていたのは青銅の斧。服装、アクセサリー、所持品からはその特別な身分の高さが、ありありとうかがえる。このミイラはM21という番号管理され、今後も研究が続けられるという。

専門家らが驚いたのは、ミイラの頭蓋骨には人によって開けられた穴の跡があり、さらにその後、皮膚を縫い合わせた痕跡も見つかり、何らかの儀式的な要素を匂わせている。今後も当時の人々の衣服の作り方や、装飾品、所持品、道具が何の目的でつくられたものか、どのように利用されていたか、そしてこれらミイラの死亡の原因など、彼らの社会に根付いていた文化を研究課題とし、結論を出したいと名言している。この研究に関して何か動きがあれば、レコードチャイナはその都度、追って結果を報告して行く予定である。

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