自動車の増加で騒音が深刻、市民の半数に被害―重慶市

Record China    2010年10月17日(日) 17時2分

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13日、重慶市で自動車などによる騒音問題が深刻化しており、市民の約半数が影響を受けている。写真は同市の渋滞風景。

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2010年10月13日、中国広播網によると、重慶市で自動車などによる騒音問題が深刻化している。

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重慶市環境保護局の張智奎(ジャン・ジークイ)報道官は12日、重慶市の騒音レベルについて、主要地区の37.54%が平均55デシベル以上の騒音に悩まされていると発表した。これは人口の43.38%にあたり、半数近くの住民が影響を受けていることになる。騒音の深刻な地区は主に市内の主要幹線道路、高速道路沿線に集中しており、特に夜間に騒音レベルが基準内に収まっている地域は約34%に過ぎない。

同市が06〜09年の4年間で受けた騒音に関するクレームは2万7000件以上で、環境問題に関するクレーム全体の80%以上を占めており、多くの市民が「安眠できない」「夜12時を過ぎてやっと静かになる」などと訴えている。

こうした状況に対し、同市は防音壁の設置を中心とした「安静キャンペーン」を計画。張報道官は「市民から騒音のクレームがあった場所で、騒音が確かに基準を超えており、防音壁の設置が美観や安全に影響を与えないと確認できた場合には、数量に制限を設けずすべての場所に防音壁を設置する方針」と説明し、防音対策に万全を期すことを明らかにした。(翻訳・編集/HA)

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