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13日、清朝末期の北京で米大使館の通訳を務めたチェスター・ホルコム氏による「中国人はなぜ植民者になれないのか?」と題した記事が、香港メディアのポータルサイトで紹介された。写真は英マンチェスターの中華街。
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2010年10月13日、清朝末期の北京で米大使館の通訳を務めたチェスター・ホルコム(Chester Holcombe)氏による「中国人はなぜ植民者になれないのか?」と題した記事が、香港フェニックスTVのポータルサイト・鳳凰網で紹介された。中国誌・書摘(2006年11期号)からの転載。以下はその概略。
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中国人の郷土愛はまるで宗教のようだ。先祖を大事にする彼らは結婚しても実家のそばから離れようとしない。そのため、自然と家族や親族が集まったコミュニティが形成され、村全体が1つの家族という場合も珍しくない。例えば「張家村」なら張一族の村、「李家村」なら李一族の村、という具合だ。
中国人はこうした習性を改めない限り、いつまでも植民者にはなれないだろう。世界各地に散らばる中国人を良く思わない向きも多いが、彼らは単に用事を済ますために故郷を離れただけ。どの場所も終のすみかとは見ていない。彼らは植民者ではなく、仮住まいをしている移住者なのである。
その証拠に異国の地で最期をとげた中国人の遺体は、必ず誰かによって故郷に戻される。最後に帰る場所は、たとえどんなに辺鄙な村でも生まれ育った故郷なのだ。中国人は国を愛するだけでなく、故郷を思い慕う気持ちが非常に強い民族なのである。(翻訳・編集/NN)
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