造船でも世界一なるか、韓国を抜き中国がトップの座に王手―中国

配信日時:2010年10月15日(金) 13時42分
造船でも世界一なるか、韓国を抜き中国がトップの座に王手―中国
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11日、中国の造船量が、それまでトップだった韓国を追い抜いて、世界一となりそうだ。08年の経済危機をチャンスに変えたその手法とは?写真は江蘇省の環球造船公司。
2010年10月11日、中国の造船量がまもなく世界一になる見込みだ。経済危機の煽りを受け各国が設備投資を減らす中、中国は大規模な設備投資を行い造船能力をアップさせるという手法で新規受注を増やした。韓国メディア・朝鮮日報の報道をもとに環球網が伝えた。

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08〜09年にかけての金融危機下、全世界の受注が8割減という状況にあっても、中国造船業の三大拠点・広州、上海、大連の造船企業はそろって大規模な拡張を行っている。中国船舶重工集団公司(CSIC)は、天津と大連に新たな造船所を作り、造船能力をそれまでの900万トンから1100万トンに増やすことを目標としている。また、珠江にある広州造船廠も、造船能力を200万トンから300万トンに上げるなどしている。

この手法は70年代半ばに韓国の造船企業が採用した手法だ。当時、ヒュンダイ重工、大宇造船海洋はそろって世界最大規模の造船所を建設。その後サムスン重工は全長640mにも及ぶ世界最長船を製造して市場に殴りこみをかけた。30年に及ぶ猛追の結果、韓国は03年、ついに日本を追い抜いて世界トップの造船大国に躍り出た。

中国の造船会社は今回、韓国の成功事例をモデルにしただけでなく、政府の強力な後ろ盾も得ている。中国政府が潤沢な外貨準備高を武器に、外国企業に破格のローンを提供したことも強みとなり、急成長に一役買うこととなった。

中国と韓国は昨年8月、イラン国営タンカー会社(NITC)からの大型タンカー12艘の新規受注を巡って争いを繰り広げている。最終的には中国国営銀行より船舶価格の90%の融資を受けいれることを条件に、中国船舶工業集団公司(CSSC)と中国船舶重工集団公司(CSIC)がそれぞれ6艘ずつ受注を得ることとなった。

韓国産業研究所の洪性仁(ホン・ソンイン)研究員は、「中国が受注を増やし、造船経験を積み重ねていけば、技術的な面においても中国は予想よりも早く韓国を追い抜くだろう」とコメントしている。(翻訳・編集/八木)
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