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<中国食品>世界一甘い残留農薬検査基準、農薬過剰使用による健康被害が多発―中国

配信日時:2010年10月14日(木) 5時28分
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12日、中国の残留農薬検査項目は世界最低の807件で、農薬の過剰使用による健康被害が深刻化している。写真は江蘇省の農家での農薬散布。
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2010年10月12日、中国の残留農薬検査項目は世界最低の807件で、農薬の過剰使用による健康被害が深刻化していると中国メディア・網易が伝えた。

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中国農業部農薬検定研究所の宋穏成(ソン・ウェンチョン)博士は、残留農薬問題について、中国は法の未整備、技術研究の遅れなど問題が多いと指摘。健全な残留農薬基準の策定が中国の食料安全にとって喫緊の課題だと指摘した。

農薬の使用が中国にもたらした恩恵は大きい。1990年代以来、農薬の使用により3億ヘクタールを超える農地の害虫駆除に成功した。それによって回避された穀物の損失は5400万トン。2億7000万人の食料1年分に相当する。一方で農薬の使用が増え続ける中、誤って大量の農薬を使ってしまい健康問題を引き起こす事件が増えている。

中国も現在、残留農薬の取り締まりを強化しており、一部農薬の基準は先進国以上に厳格だ。例えばメタミドホスは、米国は1kgあたり1mg以下、欧州は1kgあたり0.1mg以下との基準があるが、中国は完全にゼロにすることを求めている。

しかし問題は検査項目の少なさ。欧州が14万5000件、米国が1万件余り、日本が5万件余りを調べるのに対し、中国の検査項目はわずか807件しかないという。中国農業部農薬検定研究所の葉紀明(イエ・ジーミン)副所長は今後3年以内に7000件前後にまで拡大する意向を示している。(翻訳・編集/KT)

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