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11日、中国国家海洋局南海分局の李立新局長は、今後5年間で30隻の巡視船を建造する計画を明らかにした。巡視船の質、量ともに日本など先進国と比べ劣っているという。写真は2010年4月、南沙諸島漁船護衛艦隊の出港式典。
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2010年10月11日、中国国家海洋局南海分局の李立新(リー・リーシン)局長は、今後5年間で30隻の巡視船を建造する計画を明らかにした。中国新聞網が伝えた。
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11日、中国国家海洋局第3回船員安全技能競技会が広東省広州市で開催された。席上、李局長は取材に答え、中国海監総隊の現状を説明した。同組織は1998年に成立、海洋権益の保護、海洋環境保護などの任務に当たっている。しかし、カバーしなければいけない海域に対し、巡視船の質と量はともに不足している。比較対象として挙げられた日本は3000トン以上の大型巡視船を保有。数も100隻以上を数える。中国の巡視船の数は日本の半数に満たないという。
こうした問題を解決するべく、中国は第12期5カ年計画期間(11〜16年)に30隻もの巡視船を新造する計画だ。質の面でも先進的な巡視船の導入が進められている。「中国海監総隊旗艦」と呼ばれている「中国海監83号」は排水量3980トン。高度な通信システムを搭載しているほか、ヘリコプターを搭載するなど世界でも先進的なレベルにある。しかし、こうした新型艦が占める比率はそう高くはないという。(翻訳・編集/KT)
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