<レコチャ広場>金正恩時代の北朝鮮=経済立て直しはシンガポールに学ぶべき

Record China    2010年10月12日(火) 11時16分

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2010年10月9日、コラムニスト、教育専門家の信力建氏は、ブログにエントリー「金正恩権力継承後の北朝鮮の未来」を発表した。経済問題に苦しむ北朝鮮、次期指導者の金正恩が選択しうる道はそう多くないと指摘する。写真は北朝鮮。

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2010年10月9日、コラムニスト、教育専門家の信力建(シン・リージエン)氏は、ブログにエントリー「金正恩権力継承後の北朝鮮の未来」を発表した。以下はその抄訳。

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父から子に政権が譲られる国家は、今や世界に2つしかない。一つはシンガポール、もう一つが北朝鮮だ。しかしシンガポールは目覚ましい経済成長を遂げた。国際通貨基金(IMF)の統計によると、一人当たりGDPは3万4153ドル(約281万円、2007年)。日本、ブルネイ、香港を上回りアジアトップとなった。

一方、北朝鮮経済は低迷するばかり。1960年時点の一人当たりGDPは北朝鮮253ドル、韓国82ドルと北が大きく上回っていた。それから約50年後の2007年、北朝鮮957ドル(約7万8800円))、韓国1万9624ドル(約162万円)と完全に逆転している。さらに昨年の通貨改革の失敗や金正日総書記のぜいたくな暮らしが、北朝鮮市民の怒りを招くこととなった。

中国は古くから「富豪は3代を超えず」と言われている。3世代の間に凡庸な人物が出て、家を潰してしまうという意味だ。金正恩は「金一族3代目の呪縛」をふりほどくことができるだろうか?シンガポールや台湾に学ぶ以外、解決策は思い当たらない。

●信力建(シン・リージエン)

中国の教育家。信孚教育集団理事長。広東省広州市生まれ。中山大学中国文学部卒。工場・銀行・政府機関などで働いた後、英国へ留学。軍人・農民・労働者など30以上の職に就いた経歴を持つ。2006年までに幼稚園や小中学校など20校を建設、学生数は1万人を超える。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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