留守番子供

Record China    2006年5月8日(月) 0時22分

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昼になると生徒達は、昼食を取るため家に戻るが、寮生活の留守番子供たちは学校で食事をする。

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中国青年報の報道によると、中国農村部では現在、1000万人以上の15歳以下の留守番子供が存在している。留守番子供とは両親が出稼ぎに家を出て、祖父母に面倒をみられている子供のこと。留守番子供は、親の教育の機会が与えられない、祖父母は子供と生活習慣も違い、非行に走っても面倒をみられないなど、中国では新しい大きな社会問題の一つとなっている。両親も子供を残すのが本望ではないが、都市部では教育費が賄えないので、仕方なく農村部に子供を残していくのが実情だ。

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現在、麗水地区遂昌王村口鎮中心小学校には285名の学生が在籍するが、その内63名(全体の22パーセント)が留守番子供となっている。

留守番子供たちに見られる特徴として、他の生徒に比べて問題を起こしやすい傾向がある。この学校では、毎週担任教師が留守番子供の家庭を訪問し、留守番子供の生活状況を把握することに努めている。学校側は健康状況、趣味、性格、成績、親の連絡先、生活状況が載ったリストを作成し、何か問題が発生した際、すぐに両親に連絡が取れ、両親も子供の状況を把握出来るよう対応している。

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