高速鉄道ネットワークが世界最速、最長、最大規模に―中国

Record China    2010年10月9日(土) 17時0分

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5日、人民日報は「中国の高速鉄道は“第11次5か年計画”期間中に世界最速の発展を遂げ、営業総延長距離が世界最長、走行速度が世界最速、建設規模が世界最大となった」と報じた。写真は11年開通予定の京滬高速鉄道に使用される車両。

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2010年10月5日、人民日報は「中国の高速鉄道は“十一五(第11次5カ年計画、2006〜2010年)”期間中に世界最速の発展を遂げ、営業総延長距離が世界最長、走行速度が世界最速、建設規模が世界最大となった」と報じた。

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中国の鉄道網は“十一五”期間中、「中長期鉄道ネットワーク計画」に基づいて建設が進められている。03年以降、鉄道建設プロジェクトに対して認可された予算は総額4兆元(約50兆円)に達し、そのうちすでに1兆5000億元(約18兆7500億円)が投入済み。“十一五”の最終年である2010年末までには、新たに1万6000kmの鉄道敷設が完成し、総延長距離は9万km以上になる。

特に、これまで開発の遅れていた西部地区での発展がめざましい。西部地区の鉄道路線の営業総延長距離は、09年末現在で3万2700kmに達しており、2010年末までには02年に比べて1万km以上増加することになる。06年に開通した青海チベット鉄道によって、チベット自治区にも初めて鉄道が敷かれた。

高速鉄道網に関しては、すでに完成している総延長距離は7055kmで、1日あたりの運営列車数は1000本以上、1日92万5000人の乗客を運んでいる。また、“十二五(第12次5カ年計画、2011〜2015年)”の最初の年に当たる2011年には、高速鉄道路線としての営業区画が世界最長となる京滬高速鉄道(北京と上海を結ぶ路線)が全線開通する予定になっている。さらに、高速鉄道は海外への売り込みも着実に進めており、サウジアラビアやベネズエラで高速鉄道プロジェクトに着工している以外に、米国ロシア、ブラジルなどとも提携プロジェクトの推進を計画している。

中国の鉄道の営業総延長距離は2012年には11万km以上、2020年には12万km以上となり、全人口の90%以上の居住地を快速鉄道ネットワークがカバーすることになる。(翻訳・編集/HA)

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