頻発するニセ医者による詐欺事件は中国の社会問題の反映―中国メディア

Record China    2010年10月3日(日) 11時46分

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9月30日、中国各地で「名医」によるニセ治療や高額な医療費の搾取が頻発しているという。背景には人が多すぎて診察が困難などの医療事情があるとみられる。写真は北京の病院で受付の順番待ちをする人々。

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2010年9月30日、中国各地で頻発する「名医」によるニセ治療や高額な医療費の搾取。揚子晩報は「こうした現象は社会問題を反映している」と報じた。

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湖北省黄石市でこのほど、高額な薬代がきっかけで名医の正体がメディアによって暴かれる事件が発生した。この「名医」は膀胱炎患者に対し、リンパがんなど9種類の病気を「発見」し、2か月で24万8000元(約310万円)にも上る薬を処方していた。この患者が病院で検査したところ、体内からがん細胞は一切発見されなかった。

記事は、こんな簡単な手に引っかかるのは、見破れないわけでなく、これがニセであると思いたくない、本物と信じたいという社会的な原因が背景にあるからだと指摘した。

簡単に騙されるのには2つの理由がある。1つは権威が失墜したからである。かつては学者や教授などが権威を誇っていたが、今や学者の量産や浮ついた社会の風潮など様々な原因で彼らは権威を失ってしまった。大衆が信じるべきものを失ったところへ、世辞に長けた人々がつけ込み、大衆は彼らを信じるようになってしまった。

2つ目は現在の医療事情にある。人が多すぎて病院で診察を受けることさえ困難で、医療費も高すぎるため、診察には大きな労力と高額な費用が必要となる。「名医」は、初めは往々にして一般の病院より安い治療費で患者を引きつける。患者が一旦罠にはまったら、あとは底なし沼と同じ。ありとあらゆる理由をつけて金を巻き上げられてしまう。

記事は「名医の出現は決して偶然ではなく、今後も多くの名医が現れるだろう」と予想し、それは社会問題を反映しているからであり、根本的に解決されない限り、メディアが報道したとしても焼け石に水だと指摘している。(翻訳・編集/HA)

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