中国が「嫦娥2号」打ち上げへ…成功すれば有人月面着陸でインドを大きくリード―米紙

Record China    2010年10月1日(金) 13時47分

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30日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、中国が3日までに予定している月面探索衛星「嫦娥2号」の打ち上げに成功すれば、米国に次いで有人月面着陸を成功させる国家となる可能性が高いと報じた。写真は嫦娥2号を打ち上げる四川省・西昌衛星発射センター。

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2010年9月30日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、中国が10月1〜3日の間に予定している月面探索衛星「嫦娥2号」の打ち上げに成功すれば、米国に次いで世界で2番目に有人月面着陸を成功させる国家となる可能性が高く、インドを大きくリードすると報じた。網易探索が伝えた。

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記事によると、中国は2025年までに、インドは2020年までに有人月面着陸を成功させると宣言しているという。10月1〜3日の間に打ち上げが予定されている嫦娥2号は、07年10月に打ち上げられた嫦娥1号に続く、中国2機目の月面探索衛星。今回の主要任務は、2013年に打ち上げを予定している中国としては初の月面着陸機となる嫦娥3号の着陸地点を探索することにある。

中国政府の発表によると、嫦娥2号はすでに打ち上げロケット「長征3号」に積載されており、残された唯一の準備はロケット燃料の搭載だけだという。四川省の西昌衛星発射センターは、10月1〜3日の間の適切な時期を選んで発射すると発表している。

中国の月への探索活動に関しては、07年10月に初の月面探索衛星・嫦娥1号の打ち上げに成功。続いて10年10月に嫦娥2号の打ち上げ、13年に嫦娥3号で初の無人月面着陸を実現、17年に月の岩石標本を持ち帰り、最終的には月面に観測基地を建設することを計画している。

また、中国の有人宇宙飛行については、03年に神舟5号によって初めて実現し、米国、ロシア(旧ソ連)に続き世界で3番目に有人宇宙飛行を成功させた国となった。続いて08年9月、神舟7号を打ち上げ、初の宇宙遊泳に成功。2025年に有人月面着陸を目指している。

一方インドは、08年10月に同国初の無人月探査機チャンドラヤーン1号の打ち上げに成功。インド宇宙研究機関(ISRO)は、2014年までに同国初の有人宇宙飛行を成功させ、2020年までに有人月面着陸を実現する計画を立てている。

また、日本は昨年6月に月周回衛星「かぐや」の打ち上げに成功。今後5年以内に月にロボットを送り込み、10年以内に無人基地を建設する計画だという。(翻訳・編集/HA)

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