<尖閣問題>映画「精武風雲・陳真」が日本公開できない?!対中感情悪化がネック―SP華字紙

Record China    2010年10月1日(金) 17時58分

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29日、聯合早報は記事「日中関係の緊張により映画『精武風雲・陳真』は日本市場で公開できない」を掲載した。尖閣問題に伴う対中感情の悪化を恐れ、日本の映画会社は配給権購入に二の足を踏んでいるという。。写真は「精武風雲・陳真」の一場面。

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2010年9月29日、シンガポール華字紙・聯合早報は記事「日中関係の緊張により映画『精武風雲・陳真』は日本市場で公開できない」を掲載した。以下はその抄訳。

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中秋節(建国記念日)休暇より中国本土・台湾・香港で上映が始まった映画「精武風雲・陳真」は、ブルース・リーの「ドラゴン怒りの鉄拳」やジェット・リーの「フィスト・オブ・レジェンド 怒りの鉄拳」の主役・陳真の後日談。日中戦争期の上海で陳真(ドニー・イェン演)属する地下抵抗組織と日本人武術家・力石猛(木幡竜演)率いる日本軍の暗殺組織の戦いを描く。中国本土では公開第1週の興行収入が8000万元(約9億9800万円)に達するなど上々のスタートを切った。

しかし尖閣問題が起きたため、反中感情の激化を恐れた日本の映画会社が配給権を買おうとしない。公開が危ぶまれている。出演した木幡竜も当初、中国本土での宣伝に参加する予定だったが、すべて取り消しとなった。

映画を制作したメディア・アジアの担当者は「(ドニー・イェンが出演した)『葉門(イップ・マン)』も日本人と戦う話でしたが、日本での上映を実現する予定です(編集部注:第23回東京国際映画祭にて)。私の知るところ、『レッドクリフ』以後、日本市場での中国映画の成績はかんばしくなく、日本の映画会社もあまり積極的に動きを見せていないようです」とコメントしている。

映画「南京!南京!」に出演した木幡竜は、日本人をバカにしたと批判され、日本の芸能界に帰れなくなってしまったという。しかし「南京!南京!」の陸川(ルー・チュアン)監督の評価を受け、中国映画界に残る道を得た。「精武風雲・陳真」の成功について聞かれた木幡は、流暢な中国語で「心をこめて演じました。好調な売り上げを光栄に思っています」と返答した。日本で上映できないという問題については「わかりません」とだけ答えている。(翻訳・編集/KT)

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