中国の中高生に拝金主義が蔓延、「教師より贅沢」―香港紙

Record China    2010年10月1日(金) 19時29分

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26日、高級ブランド品を親に買ってもらうなど贅沢な生活を送る中国本土の中学生と、彼らに勉強を教える教師の慎ましい生活について、香港紙が伝えた。写真は上海の高校生。

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2010年9月29日、環球時報によると、26日付の香港紙・東方日報は、高級ブランド品を親に買ってもらうなど贅沢な生活を送る中国本土の中学生と、彼らに勉強を教える教師の慎ましい生活について伝えた。

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上海で教員として勤めている王さんは、「コンプレックス教師」というハンドルネームで学校の現状をネットに書き込んだ。担当しているクラスの大半の生徒が海外のブランド品を好み、流行品を身につけていなければ仲間はずれにされてしまうという。

生徒たちが無邪気な顔で高価な品を身につけているのに対し、少ない給料で家のローンを工面する自身の慎ましい毎日を思うと「ふと劣等感におそわれることがある」と王さんはもらす。「自分が若いころは苦学したものだ」と生徒たちに話すと、「節約は無能の表れだ」と笑われたという。

実際のところ大半の生徒はごく一般的な家庭の子で、さほど裕福でもないが、親にねだり高級品を買ってもらっているというのが実情で、なかには古い型の携帯電話をクラスメートから笑われ、わざと壊して親に買い換えてもらった生徒もいると、王さんは明かした。

心理学者は、一部ファッションブランドの低年齢化により、中学・高校で子どもが一種の「拝金主義」に染まりつつあると注意を促している。(翻訳・編集/岡田)

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