東北部の13都市が「鴨緑江経済区」設立へ、北朝鮮との貿易を推進―中国

Record China    2010年9月30日(木) 11時45分

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28日、大連市や丹東市、通化市、牡丹江市など13の都市が「鴨緑江経済区」を設立し、北朝鮮との貿易を推進することを取り決めた提議書が発表された。写真は遼寧省丹東市から見る中朝国境の河川・鴨緑江。

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2010年9月28日、吉林省の通化市で行われていた第2回東北東部都市円卓会議で、大連市や丹東市、通化市、牡丹江市など13の都市が「鴨緑江経済区」を設立し、北朝鮮との貿易を推進することを取り決めた提議書が発表された。中国新聞社が伝えた。

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鴨緑江は中国と北朝鮮の国境を流れる川で、沿岸には中朝国境貿易に使用される多数の港が存在している。特に鴨緑江を隔てて北朝鮮新義州特別行政区と接する遼寧省丹東市は中朝貿易最大の物流拠点となっており、中朝貿易額の7割を占めている。

鴨緑江経済区の設立に多くの都市が賛同を表明しているほか、吉林省通化市と遼寧省丹東市はさらに「通丹経済ベルト」の設立を正式にスタートさせるなど、東北部を中心として経済を活性化させる動きが活発になっている。

吉林省延辺朝鮮族自治州政府関係者は「北朝鮮は経済・貿易・観光・流通など多方面で同自治州と協力関係を進めたいとの強い意向を示している」としており、北朝鮮側も中朝貿易の発展に前向きであることがわかっている。今月初頭、北朝鮮貿易省の具本泰次官も北朝鮮第3の特別市で中露との国境に位置する羅先(ラソン)を世界的な加工貿易区としていく計画を明らかにしている。(翻訳・編集/岡田)

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