<尖閣問題>中国が日本に謝罪要求、その狙いとは?―英メディア

Record China    2010年9月29日(水) 11時55分

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28日、英BBCは記事「下ろすことが難しい幕=日本への謝罪と賠償要求はデタラメだ」を掲載した。日本人の加藤嘉一氏、清華大学の董教授のコメントを掲載した。写真は27日、尖閣諸島付近で日本巡視船と衝突した中国漁船。

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2010年9月28日、英BBCは記事「下ろすことが難しい幕=日本への謝罪と賠償要求はデタラメだ」を掲載した。香港メディア・文匯網が「デタラメだ」の部分を除いて内容を伝えた。以下はその抄訳。

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北京大学国際関係学院に在籍する加藤嘉一氏は、日本国民として今回の日中対立に数多くの「意外な出来事」があったことに驚いたと話す。その中には日本の検察が拘留期限前に中国船船長を釈放したこと、中国外交部が日本に謝罪と賠償を要求したことも含まれる。

加藤氏は「謝罪と賠償は主に中国国民へのアピールでしょう。ショーと決めつけることはできませんが、一種の形式主義の可能性が強い。日本が要求を受け入れるはずがないと中国側も理解しているでしょう。外交辞令の可能性が強いと言えます」とコメントした。

清華大学公共関係戦略メディア研究所の董関鵬(ドン・グワンポン)所長は、中国政府による謝罪要求は正しい選択だと認めている。「(今回の問題の)勝敗をはっきりさせることは難しい。中国外交部はただ順序に従ってやるべきことをやっているだけであり、(日本からの)尊重を基本的に獲得することができたと言えるでしょう。日本の隣国として中国は長期的発展に重点を置いてきました。しかし日本が単独で、目前の利益に拘泥して愚かな選択をするならば、被害を受けるのは中国ではないということをはっきりさせました。これは威嚇ではなく、たんなる事実の強調です」と話している。(翻訳・編集/KT)

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