中国の国家戦略都市・新疆ウイグル自治区カシュガル市!いずれ「中国のLA」へ―米誌

Record China    2010年9月28日(火) 12時22分

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26日、中国政府が新疆ウイグル自治区における経済発展への重視の度合いを強め、国家戦略的開発に乗り出していると米誌が報じた。写真はカシュガル市の人々。

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2010年9月26日、米誌ニューズウィークによると、中国政府が新疆ウイグル自治区における経済発展への重視の度合いを強め、国家戦略的開発に乗り出している。中国経済網が伝えた。

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中国の最西端、同自治区の辺境で、シルクロードのオアシスとして栄えた都市カシュガル。現在、そのカシュガル市の平均所得は約1000ドルだが、記事は「近い将来、同市民の平均所得は広州市や西安市と比較されるほど増加するだろう」と予測、大規模なインフラ建設が始まった同市は「中国のロサンゼルス」になる可能性があると指摘した。

同市はタクラマカン砂漠にぽつんと存在するオアシスで、その南西にはタジキスタン、アフガン、パキスタン、キルギスタンとの国境があり、中国における中央アジアへの重要な玄関口となっている。今年9月には北京への直行便が航行を開始したが、飛行時間は6時間で、米国西部から東部まで飛ぶのとちょうど同じ。

香港中文大学の中国問題専門家ウィリー・ラム教授は、「中国政府は、カシュガル市に対する戦略的位置づけにおいて、重大な転換を行った。同市は中国西部の経済の中心となり、中国におけるロサンゼルス的な都市になる可能性が高い」と指摘。中国政府は09年、新疆ウイグル自治区のインフラ建設に74億ドルを投入することを決定、カシュガル空港建設だけでも2500万ドルの予算を既に組んでいるという。ラム教授は、同市は中国から中央アジア、欧州、中東、アフリカへの橋頭堡(きょうとうほ)となるだろう、との見解を示した。(翻訳・編集/津野尾)

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