「米国モデル」に従わずに大国化しつつある中国に、心穏やかでない米国―米誌

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14日、19世紀末の米西戦争で幕を開けた米国の時代は終わりを告げ、中国の台頭による新たな時代が始まろうとしていると米誌が指摘した。写真はこのほど経済特区成立30周年を迎えた広東省深セン市。

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2010年9月14日、米誌「Atlantic Monthly」は「チャイナドリームとアメリカンドリーム」と題した記事を掲載、19世紀末の米西戦争で幕を開けた米国の時代は終わりを告げ、中国の台頭による新たな時代が始まろうとしていると指摘した。18日付で環球時報が伝えた。以下はその抄訳。

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中国の台頭によって、米国の国家的アイデンティティーは揺さぶられている。米国が世界の舞台に登場して以来、中国は初めて出現したライバルとなった。米西戦争勃発時、米・独・露・英・仏などが大国の地位を争っていたが、その後の数十年間で、米国のライバルたちは次々と脱落し、第二次世界大戦の前夜には独・露・米だけが残っていた。その大戦も終わると、ドイツは敗戦・分裂し、米ソ冷戦へと進んでいった。そして40年後、そのソ連も瓦解し米国覇権の時代を迎えた。

米国人はアイデンティティーの変化に迫られている。超大国である米国に、「仲間」が生まれるからだ。中国が現在の経済成長を続けるなら、次の世代を待つまでもなく中国は米国と互角にわたりあうライバルとなるのは確実だ。米国が不安感にさいなまれるのは、中国が米国の政治、宗教、そして自由経済モデルに従わないで成功したからだろう。

米国は「超大国」を再建できるのだろうか、或いはかつての時代の超大国のように、新たに台頭する国々をつぶしにかかるのだろうか。或いは英国にならい、相対的衰退のなかにも希望の光を見出すのだろうか。(翻訳・編集/津野尾)



   

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