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16日、中国の英字紙チャイナ・デイリーは国連の最新レポートを引用し、中国がいまだに世界最大級の飢餓人口を抱えた国であると報じた。資料写真。
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2010年9月16日、中国の英字紙チャイナ・デイリーは国連の最新レポートを引用し、中国がいまだに世界最大級の飢餓人口を抱えた国であると報じた。
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国連世界食糧計画(WFP)と国連食糧農業機関(FAO)が発表した報告では、全世界の飢餓・栄養不良人口は10億人。また、6秒に1人の児童が餓死している計算になる。これにはFAOの事務局長ジャック・ディウフ氏も「世界最大の悲劇。受け入れがたい現状だ」としている。
この10億人のうち、4割が中国とインドに集中する。また、世界中で食物不足にあえぐ全人口の3分の2は、たった7か国に集まっている。それはすなわち、中国・インド・バングラデシュ・パキスタン・インドネシア・コンゴ・エチオピアだ。
中国発展研究基金会組織(CDRF)は、貧困児童が数多く存在する農村部で全寮制学校を設立することを、「政府が児童の栄養状況を改善できる最良の手段」として提案している。政府が年間2000億元(約2兆5370億円)を投入すれば、全国で支援を必要とする16歳以下の児童6000万人を救えるという試算だ。
「飢餓問題とその解決を阻む最近の食糧価格の上昇は、めざましい経済発展の足元をすくうことになる」と、前出のディウフFAO事務局長も警鐘を鳴らしている。(翻訳・編集/愛玉)
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