中国の大国化を阻む最大の敵は「汚職」、外敵にあらず―中国・インターネット調査

Record China    2010年9月15日(水) 8時59分

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13日、中国のネット調査で、回答者の多くが「中国台頭の障壁は国内にある」と考えていることがわかった。写真は10年7月、収賄罪などで死刑となった重慶市司法局元局長・文強。公安と闇勢力の癒着が大々的に暴かれ、社会を震撼させた汚職事件の筆頭株だった。

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2010年9月13日付の環球網によると、インターネット調査の結果、中国のネットユーザーの9割以上が「中国が真に大国として台頭するには、解決すべき困難が国内にある」と考えていることがわかった。

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このアンケート調査は、中国紙・環球時報がネット上で9月9日〜13日にかけて実施したもので、1万233人が回答。うち9659人(94%)が「中国の成長を妨げる脅威は国内にある」と答え、「国外にある」と答えた人は574人(6%)にとどまった。

そして「中国が大国として台頭する際の主な障害」として、国内の「汚職」を挙げる人が多数を占め、「汚職や、それを隠ぺいするための役人同士のかばい合いが、中国に致命的な打撃を与えるかもしれない」と指摘する人や、「腐敗した政治家や役人が国を食いつぶしている。これが社会の安定を脅かすかもしれない」と指摘する人もいた。そのほかの障害として、国民の経済格差も挙げられた。国営企業の上層部や不動産会開発業者など一部に富が偏り、“働いても働いても報われない”庶民は、住宅・医療・高齢者介護・教育などの充実を求めているとの声が聞かれた。

国外に存在する障害についても、「現在の外交政策を続けていては真の大国として成長するのは難しい」とする人が多く、「中国は国内外ともに多くの決断を迫られるだろう。いずれにしても粛々とした態度が求められるはずだ」と指摘する人もいたという。(翻訳・編集/岡田)

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