インドが抱く中国に関する三つの固定観念、「脅威論」を捨てよ―インド紙

Record China    2010年9月15日(水) 8時6分

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9日、インドは中国に対して三つの固定観念を抱いており、いずれも「脅威」と結びついているが、それは必ずしも正しくない、とインド紙が指摘した。写真は北京市で行われた中印国交樹立60周年記念式典での戴秉国・中国外交副部長とクリシュナ・インド外相。

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2010年9月9日、インドのDeccan Chronicle紙は、インドは中国に対して三つの固定観念を抱いており、いずれも「脅威」と結びついているが、それは必ずしも正しくない、と指摘した。12日付で環球時報が伝えた。以下はその要約。

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第1に、インドは、中国が悪意を抱く国家だと受け止めている。そう、中国はいつでも長期的に国益を最大化する戦略で動いている。中国が何をするにしても、それは長期的な計画に基づいた行為であるとわれわれは見る。しかし、そうやって中国の一挙手一投足に過度の注意を向ける必要はないのではないか。

第2に、インドは、中国が全力でインドを包囲しようとしていると考えている。確かに、中パ軍事協力はインドに対するけん制であることは間違いない。しかし、中国がインド洋周辺国で進めている港湾建設は、必ずしも潜在的な中国海軍基地ではない。われわれは中国の囲い込みよりを非難するよりも、なぜインドに中国のような港湾建設ができないのか、自省すべきだ。

第3に、インドは、中国がインドとの領土問題について、決して解決するつもりはないと考えている。しかしこれは偏った歴史の見方だ。1962から20年間、インドも中国と同じように、領土問題の協議に応じようとはしなかった。その後も、03年までは、不承不承これに応じてきただけだ。近年になって中国が態度を強硬化させてきたのは自然なことだ。(翻訳・編集/津野尾)

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