<レコチャ広場>先祖の威光に頼る中国人、自らの知恵で生きる日本人

Record China    2010年9月11日(土) 21時24分

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10日、日中の何が違うのか、両国の比較論は中国ではよく話題にされるが、あるブログ記事が「歴史」の視点からこの問題を考察した。写真は河南省で発見された曹操の墳墓。

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2010年9月10日、日中の何が違うのか、両国の比較論は中国ではよく話題にされるが、あるブログ記事が「歴史」の視点からこの問題を考察した。以下はその抄訳。

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第二次世界大戦での日本の敗北。中国、ソ連、米国という強敵を相手にした必然的な結果だった。その失敗は外交にある。日本の外交はきわめて未成熟なもの。自国に勢いがあれば他国と争い、勢いが失われれば友好的に接しようとする。一方、長い歴史を持つ中国は待つことを知っている。今、東アジアの競争で中国が勝利を収めようとしているのは、隣国の文化は所詮、中国文化のコピーであり、最終的には長い歴史を持つ本物が勝利するという、ごくごく自然な結果に過ぎない。「歴史」、この点で中国は日本に勝っている。

では中国が日本に劣っている点は何だろうか。それもまた「歴史」である。先日、河南省で曹操の墳墓が発見されたが、その真偽をめぐる大論争が展開されている。たった一つの墳墓がこれほどの騒ぎを呼ぶ国は他にないだろう。それというのも墳墓の真偽は地域の利益に直結しているため。先祖の力を借りることこそ、中国人の商売の道だ。

一方、日本人は先祖の遺産を食いつぶすことを何よりの恥としている。日本人にとって売るべきは「知恵」であり、輸出品にしても原料輸出をよしとせず、技術により付加価値を加えた加工品輸出を行っている。日本には世襲政治家も多いが、先祖の名前を売りにすることはない。中国の優位も劣位もともに「歴史」にあるのだ。(翻訳・編集/KT)

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