<続報>ダニ媒介の感染症はヒト顆粒球アナプラズマ症か=全国6省・市で感染疑い例―中国

Record China    2010年9月10日(金) 11時15分

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9日、新京報は記事「ダニによる感染病はヒト顆粒球アナプラズマ症の可能性=中国各地の6省・市で発見」を掲載した。写真は07年5月、新疆ウイグル自治区アルタイ地区で行われたマダニを媒介として感染するライム病の予防と治療。

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2010年9月9日、新京報は、ダニによる感染病はヒト顆粒球アナプラズマ症の可能性があると伝えた。これまでに中国各地の6省・市で発見されている。

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河南省信陽市商城県では今夏に入り、ダニにかまれた後に発病、死亡する例が多発している。8日、河南省衛生庁は記者会見を開き、昨年5月に初の症例が確認され、同日までに557人が発病、うち18人が死亡したと発表した。

ダニを媒介としたこの病気は、ヒト顆粒球アナプラズマ症(HGA)の可能性が高いという。この病気は1994年に初めて報告されたもの。マダニを媒介とした感染のほか、感染者の血液を介して感染する可能性もある。中国では2006年の安徽省での患者が初の感染例で、これまで中国各地の6省・市で確認されている。

中国衛生部は08年、「HGA予防技術ガイド」を発表したが、現時点ではまだ病原体の単離に成功してなく、あくまで疑い例にとどまっているケースばかりだという。HGAによる死亡率が低くほとんどの患者は回復するが、根本的な治療手段はまだ確立されておらず、マダニの駆除や消毒の徹底などで予防するほかない。(翻訳・編集/KT)

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