<上海万博>広大な一等地、閉幕後の「使い道」にデベロッパーが熱い視線

Record China    2010年9月10日(金) 7時2分

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7日、上海市内の広大な一等地を収用して建設された上海万博。10月31日の閉幕後、これらの土地がどう使われるのかに注目が集まっている。写真は8月8日、開幕から100日目の上海万博会場。

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2010年9月7日、上海市内の広大な一等地を収用して建設された上海万博。10月31日の閉幕後、これらの土地がどう使われるのかに注目が集まっている。中国証券報が伝えた。

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上海万博の総面積は5.28平方キロメートル。黄浦江をはさみ、その両岸の浦東と浦西に広がる広大な一等地にデベロッパーたちは熱い視線を送る。市当局は閉幕後の用途について、明確な考えを示していないが、大量の土地が市場に出回るはずだとして虎視眈々と狙っているのだ。

万博会場からほど近い黄浦江沿岸で8日に行われる住宅用地の入札には、中凱、新鴻基など香港の不動産デベロッパーも参加するという。開始価格は、「楼面地価」と呼ばれる総建築面積あたりの地価で1平方メートルあたり2万5113元(約30万円)だが、業界では同5万元(約61万円)は下らないと見ている。

関係者によると、それでも万博開催が決まった当初と比べれば、地価高騰の動きは緩やかになっている。開催が決定した02年末以前の周辺の地価は1平方メートルあたり6000元(約7万3000円)。これが03年には同1万6000元(約19万6000円)にまで跳ね上がった。ところが、その後は期待されていたほど値は上がらず、消費者はデベロッパーが騒ぐほど万博絡みの土地に興味を示していないという。

上海の不動産会社、上海中原不動産の宋会雍(ソン・ホイヨン)研究コンサルティング部ディレクターは、上海万博の閉幕後、パビリオンの20%が保存され、会場面積の40%が市場に出回ると予測。「政府はこのエリアを『都市の名刺、窓口』などと呼んでいた。恐らく、中央ビジネス地区や陸家嘴の金融貿易区などと一体化させるのではないか」との見方を示している。(翻訳・編集/NN)

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