「食の安全」対策費5500万円を管轄当局が使い込み、検査体制全く機能せず―河南省

Record China    2010年9月6日(月) 19時52分

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6日、中国で最も農業が盛んな河南省で「食の安全」を管轄する省農業庁が、検査体制確立のために国から支給された特別予算を別の用途に使い込んでいたことが発覚した。写真は河南省の輸出用食品企業への立ち入り検査を行う当局の職員ら。

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2010年9月6日、中国で最も農業が盛んな河南省で「食の安全」を管轄する省農業庁が、検査体制確立のために国から支給された特別予算を別の用途に使い込んでいたことが、同省会計監査庁の監査で発覚した。新華網が伝えた。

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河南省は小麦、コメ、大豆、トウモロコシなどの主要産地。近年、「食の安全」確保に力を入れる中国当局はこれまでに1億2000万元(約15億円)を投じて農産物の品質安全検査センターを省内に26か所開設、各拠点には残留農薬や金属含有量を測定できる最新型の測定機器も設置された。

ところが、省会計監査庁の監査で各県の農業局に支給された特別予算が高級車の購入代などに充てられていたほか、それらを管轄する立場にある省農業庁までもが計446万4000元(約5580万円)を新庁舎の建設費用に充てていたことが判明した。同庁が運営するはずの品質安全検査センターは資金不足で全く機能しておらず、最新機器は単なる飾りものになっていた。

センターの責任者である陳叢梅(チェン・ツォンメイ)主任は「運営資金は全て農業庁が管理しているため、(使い込みは)全く知らなかった」と話している。これについて、同庁の朱孟洲(ジュー・モンジョウ)庁長は新庁舎の建設費用に充てたことは認めたが、「実験室と事務所を分けるためだった」と弁明した。

また、最新機器の使い方が分からず放置されたままというケースも多かった。同省南陽市唐河県では責任者の劉長磊(リウ・チャンレイ)科長が「300万元(約3750万円)もする立派な機械だが誰も使いこなせない。だから、今まで1度も検査していないし、報告書も出していない」と明かした。(翻訳・編集/NN)

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